眠時無呼吸症候群(SAS)、
いびきでお悩みの方へ
					最近、問題となっているメタボリック症候群の約50%が睡眠時無呼吸症候群だと言われております。
					寝ている間に何回も何十秒も呼吸が止まってしまうため、睡眠が不十分となり、社会生活に様々な支障をきたします。
				

狭くなった気道を空気が流れる際に大きな音がします。口笛と同じ原理です。呼吸が十分にできていない状態なので、「たかがいびき」と軽く考えるのは危険です。

よくいびきをかく人は口で呼吸をしてしまうことが多くなってしまうため、口の中が乾燥してしまいます。

熟睡ができないため、日中眠気におそわれることがあります。運転中などの眠気は重大な事故につながる可能性が考えられるため、大変危険です。なお、睡眠時無呼吸症候群の患者様が交通事故を引き起こす確率は健康な人の約7倍も高いといわれています。
※ 現在、交通機関と関連のある業界では、国土交通省の指導のもと、SAS(睡眠時無呼吸症候群)診断を義務付けるなど、国や企業が一丸となって交通安全に力を注いでいます。

睡眠時に無呼吸状態に陥ると脳が酸欠状態になります。慢性的な酸素欠乏は起床時の頭痛を引き起こします。また、体内の換気ができなくなることで高炭酸ガス血症になり、頭痛につながることもあります。

無呼吸状態では交感神経が興奮して尿が多く生成されるため、トイレに行く回数が増えます。

熟睡できないことで頭の働きが低下し、記憶力や仕事の効率、生産性が低下したり、ミスを何度も起こしたりするなど、社会生活においても様々な弊害(労働災害)をもたらします。
長期にわたって症状が続けば
						などの発生率は健康な人の数倍になるといわれています。
						また睡眠中の心臓発作による突然死のリスクも高く、重症であればあるほど長生きが難しくなるともいわれています。
						ですから、習慣的にいびきをかいている人は一刻も早く治療を始めることをおすすめします。
					
いびきは、睡眠時に発生する上気道粘膜の振動音です。
				鼻腔から咽頭・喉頭までの空気の通り道を、「上気道」といいます。そのどこかが何らかの理由で狭めつけられると、呼吸した時の空気の抵抗が大きくなり、粘膜や分泌物が振動してしまうのです。
				この振動音がいびきと呼ばれています。つまり笛の原理と同じです。
|  |  | 正常な場合気道は十分に開いている。 | 
|  | いびき気道が狭められて出る振動音がいびきの正体。 | |
|  | 無呼吸気道が閉じて呼吸ができなくなってしまう。 | 
					いびきや無呼吸の状態の様に気道が閉じてしまっているのを、スリープスプリントを寝ている間、口に装着します。
					スリープスプリントは寝ている間、大きくなった舌を持ち上げ、気道をひろげ、呼吸をしやすくする装具です。
					医学的根拠ならびに機能性、安全性が評価されて、日本で初めてFDA(米国食品・医薬品局)の認可装置として認可されました。
				
|  | 正常な場合 気道は十分に開いています。 | 
|  | いびき症 肥満で大きくなった舌が気道を塞いでしまい、呼吸が妨げられています。 | 
|  | スリープスプリントを入れると スリープスプリントは舌を持ち上げ気道をひろげるので、呼吸がしやすくなり、いびきをかかなくなります。 | 



睡眠時無呼吸症候群は、今や社会問題となっています。
				現在、日本における睡眠時無呼吸症候群の患者様はおよそ200万人以上。代表的な症状としてのいびきに至っては、日本全国で2,000万人を超えるといわれています。もしかしたら、あなたも睡眠時無呼吸症候群かもしれません。
					上記のような症状がひとつでも当てはまるようなら、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。
					長期化することで日常生活に支障をきたしたり、命に関わる重大な疾患を引き起こしたりする恐れもあるため、早めの診断が肝心です。お気軽にご相談ください。